更新しました 投稿者:よーぜん 投稿日:2002/01/21(Mon) 12:15 No.888 久しぶりに当サイトのコンテンツの更新をしました。
「記録」を見たら、内容の更新、去年の10月の末に行ったきりで、実に3ヵ月ぶりの更新と相成りました。
前回「次はないかもしれない」として作った「関ケ原異聞」。三成に続いて今回は前田慶次に登場願いました。
この話を思いついたのは、先週、上京したときに乗った特急「はくたか」の中。車窓に広がる越後の雪景色を見ているうちに、なぜか兼続と慶次が思い出されて・・・
そして書いている間中、頭の中を流れていたのはラルクの
「snow drop」。で、題名は勿論「snow
drop」の和訳したもの。英語のままではやっぱりイメージちがうかな?と思いましたので。題名がきれいすぎる気がしないでもないですが。
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いいよー!よーぜんさん 和泉守 - 2002/01/21(Mon) 12:54 No.889 読んでいるうちに、ここが職場の事務所だということを忘れました。
「よーぜんわーるど」にドップリ・・・外は本当に雪が降ってるような錯覚に陥りました。
文章のなかで、雪の「白」が最初から最後までビジュアルとしてイメージできて、極端にいうと映画のワンシーンを見ているようです。
兼続と慶次郎についてある程度知っている方なら、即引き込まれちゃうと思います。特に女性は。
さて、仕事に戻ろうか・・・
外はあいにくと雨です。
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Good! 三楽堂 - 2002/01/21(Mon) 18:27 No.890 前回の白刃よりわたしはこっちが好みです。
紫の上云々ってとこがいいですね。
よーぜんさん、歴史読本のショートショート・コーナーに応募して
みたら?
字数的にちょっと圧縮しなければならないかもしれないけど、ネッ
トのほうをオリジナル版にして、よーぜんさんによる「ディレクタ
ーズカット」版を投稿してみてはいかがでしょう?
題材的には今時分、申し分ないし・・・
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Re:
更新しました よーぜん
- 2002/01/22(Tue) 10:56 No.891 和泉守さん、三楽堂さん、読んで下さり、ありがとうございます。
和泉守さんは、お仕事中にもかかわらず。
お仕事、ちゃんとしてくださいね。
れきどくのショートショートコーナー、ですか。
掲載されると、土方さんのテレカがもらえるんですよね。賞品欲しさに応募したりして・・
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Re:
拝読しました 雲の絶間
- 2002/01/22(Tue) 12:39 No.893 残念ながら慶次郎を知らないので、よーぜんさんの世界だけ。
みなさんが絶対に誉めるから、私は突っ込んでいいですか(爆)。
「前田殿」というように苗字でしか呼べないですか?地名とか、地位とか間接的な呼び名があれば、もっと時代がかっていいんですけど。
それと、これはイメージの違いなのでなんともいえませんが、「紫の上」か「若紫」か。私は「若紫」を押します。これはよーぜんさんご自身の名前に対するイメージなので、ご本人の好きなほうでいいです。
土方さんのテレカ・・・拝みたい。
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Re:
さらにひとこと 雲の絶間
- 2002/01/22(Tue) 12:48 No.894 「滴り雪(しづりゆき)」が私のイメージでした。
批評家って、自分で書けもしないのに言うことは言えるというのを実感(爆)。ごめんなさいね。
Yahoo登録、おめでとうございます。
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Re:
更新しました よーぜん
- 2002/01/22(Tue) 19:52 No.897 絶間さん
「ご批評」、ありがとうございます。
「滴り雪(しづりゆき)」、なんかこっちの方がいいですね。しっとりした感じですごくきれいです。
それと紫の上。紫の上とした方が、一般にわかりやすいかと思いまして・・・。でも、少女時代の紫の上ですから「若紫」としたほうがふさわしいのかもしれません。
あと、慶次の呼び方ですが、官職を持っている或いは自称しているわけではないし、地名でも「加賀殿」ではへんだし、かといって名前で呼ぶのはくだけすぎちゃいますから、「前田殿」と呼ぶのが適当かなと。いちおう客将ですから。
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Re:
土方さんのテレカ よーぜん
- 2002/01/22(Tue) 19:55 No.898 実は1枚持っています。日野の土方歳三資料館で購入しました。
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Re:
土方のテレカ 三楽堂
- 2002/01/22(Tue) 21:42 No.900 わたしは五稜郭で入手。
往年の「土方役者」栗塚旭さんともお話しました。若王子で(笑)。かっこよくて、こわかった。
*慶次の呼び方・・・うーん。なんてしたもんでしょうね。
兼続「慶さん」
慶次「何かね、直さん」
*紫の上・・・・・・わたしも実は絶間さんの言うように「若紫」が
いいかな、と思ったのですが。あの少女の呼び名として「若紫」と
いうのはあるんでしょうか?
「若紫の君」とか? 若草の君なんていうと、源氏物語だと気づか
ない方もいるかもしれませんね。うーむ、難しい。
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Re: (^^ゞ 雲の絶間 - 2002/01/22(Tue) 22:15 No.901 兼続「慶さん」
慶次「何かね、直さん」
三楽堂さん、実は同じようなことを私も考えました。いきなり江戸時代になってしまいました(爆)。
「若紫」だけで54帖を思い浮かべない人は相手にしないとか。
私が持っている源氏物語は谷崎なんですが、若紫の巻の挿絵は、奥村土牛が描いておりまして、いぬきが逃がした雀が飛びたって行くのを見あげている少女という構図です。
これが小学生のころから抱いている「若紫」なもので、それ以外のイメージ抜け切れません。
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Re:
考え悩んだ末 よーぜん
- 2002/01/23(Wed) 10:27 No.905 絶間さんにご指摘されたところ、一晩いろいろ考えて見ました。
まず題名
「滴り雪(しづりゆき)」―すごくきれいで情緒たっぷりで、飛びつきたくなるような語感があります。ですが、これはどちらかというと滴る雪、つまり雪解け的なニュアンスがあるような気がして、あの場面では、雪はまだ解けていなくて、固く残っている。「しずく」も言葉そのものの意味は結局同じようなイメージなんですが、「雪の雫」とすることで、解けてはいないもう少し固体的なイメージを出したかったんです。結果「の」をとって「雪雫(ゆきしずく)」に改めました。
ですが、「滴り雪(しづりゆき)」というのも捨てがたいので、いずれどこかで使わせていただきたいと思います。
紫の上
あの場面で慶次に言わせたかったのは絶間さんのいうとおり、いぬきが雀を逃がしてしまって乳母に泣きついていった姫君のイメージです。「この子はまだねんねで・・・」と乳母が源氏の君にいう、あの場面の紫の上なんですね。
で、私も谷崎源氏を引っ張り出してみました。(笑)
あれには付録がついていて、それぞれの巻で、登場人物がどんなふうに呼ばれているかというのが一覧になっているんです。『若紫』の巻で紫の上がどんなふうに呼ばれているか見てみると、「姫君」「若草」といういい方で呼ばれています。そこでいろいろ思案の挙句、最初の慶次のせりふのなかでは「『若紫』の姫君」、二人の会話の中では「若草の君」という言葉を採用しました。
で、なぜこんなに源氏にこだわるかというと、前田慶次という人は古典に造詣が深くて、米沢に旅立つ旅の途上で琵琶湖を渡っていくんですが、そのとき近くに石山寺がある、この寺は昔紫式部が源氏物語を執筆したところだった、というようなことを『前田慶次道中日記』に書いているからなんです。
最後に慶次の呼び方
兼続「慶さん」
慶次「何かね、直さん」
ふふ、いいですね、これ。あ、でも作中では採用してません(笑)。
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