米沢紫陽花紀行
by ひでおさま

第1回 そして三度米沢に・・!?(^^;
 前回までの米沢行きの中で、堂森善光寺や上杉家廟所などの紫陽花が地元の名物になっていることを知りました。
 素人写真を旅先で撮影して来るのが趣味の私としては機会があれば、写真を撮りに(・・という口実で^^;)また米沢に出かけたいと思っていました。
 そこで・・いつもの清貧旅行の味方!? JRの土日きっぷ が利用できる期間に出かけられるかを、まず考えておりました。
 東京での紫陽花は、6月中旬の入梅が見頃なのですが東北の米沢では、当然その時期と異なるはずですので前回の道中でお会いした 市立米沢図書館の梅津館長さま に直メールにてお問い合わせしたところ、わざわざ堂森善光寺に照会下さり「今年は、6月下旬から7月中旬が紫陽花の見頃です。」 との丁重なるご返事をいただいてしまい・・。
 この時点で、今回の米沢紫陽花紀行が自分の中では決定してしまいました。(^^) しかし3か月に1度のペースで又、出かけることになろうとは・・米沢病の末期的症状かも!?・・と、後から思いました(−−;










第2回 観光シーズンの米沢着、そして・・。(**#
 いつもの土日きっぷを利用し、順調に米沢入りした直後、さて駅に降り立ち荷物をコインロッカーに!!と改札を出てパス停方向に歩き出しますと・・・さすがに6月末という時期だけあり、今までとは違う暖かな風を感じました。
 ・・と、そこまでは良かったのですが暖かな時期は、つまり観光シーズンを迎えていたこということも意味していまして、何と!全てのコインロッカーが使用中だったのです!!で仕方なく、昼食を駅構内のレストランで済ませ再び戻ってみますと、かろうじて500円の大型ロッカーだけが空いていました。
 観光シーズンの影響は、これだけでは済まずいつものレンタサイクルまでも10台全てが、貸し出し中という・・ひでおにとっての非常事態でのスタートでした。(**#
 結局レンタサイクルは、駅から数分程歩いた某店で1日借りることができましたが・・これが後でタダでは済んだり、済まなかったりするのでした。







第3回 堂森で・・なぜか!?慶次清水ガイドに(^^;
 堂森へレンタサイクルを走らせて約20分ほどで善光寺の山門が見え、紫陽花の開花シーズンを迎えた境内は外からも華やかな雰囲気が感じられました。
 さて紫陽花見物を・・という矢先、「新聞を見てきたが慶次清水の場所がわからない・・」という観光客らしき方から声をかけられてしまいました。
 差し出された某地方新聞の前田慶次の命日前後?に掲載された記事を見せていただいたところ、やはり実際の清水の場所とは離れた場所にマーク?されているではありませんか!?
 これも何かの縁ですので、慶次清水の場所まで案内して差し上げることにしましたが新聞記者が、なぜこんな誤報!?とも見える地図まで掲載をしたのか(^^??でした。
 実際、同じ記事を見て出かけていたら?ひでお でも 慶次清水へは着けなかったはずです。・・ので、はじめて米沢に来た時のことを思い出してしまいました(^^:








第4回 慶次清水にて、ごみ拾いのポランティア!?(. .)
 さて思いがけず、慶次清水の案内役になってしまい・・善光寺から自転車を押しつつ、徒歩で向かい雑木林の中を進んで行きますと、なんと八幡野球場にあるバックスクリーン方向よりの階段が目に入り、清水への下草は全て刈られているわ!杭にナイロンテープが結ばれご丁寧に道筋が出来ていました。
 多分慶次の命日とされる6月4日前後に、整備をされたのでしょう。思わず今までの苦労が何だった!?のか・・目が点になってしまいました(..)
 無事に案内役を果しまして過分なお礼の言葉を頂戴し、ひと一安心しましたが辺りには、これまで訪れた際には見なかったコンピニの袋やスナック菓子の空き袋、缶コーヒーの空き缶が散乱していました(−−#
 これでは、慶次の供養にもならないと思い幾つかのゴミを拾い集めた後、駅で買い求めた米沢の地酒(東光酒造製^^)を石塔に供えておきました。
 ・・で、お酒に弱い ひでお(^^;は、用意していたウーロン茶を飲みま
して、ここで・・しばしの休憩。ふと名案?が浮かび空いたペットボトルの中に清水を汲み善光寺に戻ることにしました。











第5回  堂森善光寺の紫陽花で、風流を・・(^^)
 さて慶次清水でボランティアのゴミひろい!?を済ませ、堂森善光寺まで戻ることに。 さすが!に米沢でも有数な紫陽花の名所だけありまして境内にはカメラを持たれた御家族連れなどを散見しました。
 以前は、閉められていた本堂も紫陽花の開花に合わせ中に入れるように公開されて、ご本尊も間近に拝見することが出来るようになっていました。
 ・・で、紫陽花を撮影する前には先ほどの慶次清水で汲みたての湧水を供養塔にたっぷり!と、かけましてこれが今回のひでお流の慶次への供養のつもりにいたしました。
 もちろん慶次が好きそうな地酒のカップ酒を、忘れずに!!ここにもお供えして来ました!




第6回 月見平の上には・・。
 堂森善光寺の紫陽花は、境内の中に所狭しと咲いており初めて3月に訪れた際とは違い、華やかな雰囲気を感じました。
 やはりこの時期は、訪れる方が一番多いようで、ひでおが写真を撮っている時にも、常に数名の方が境内の中を散策されていました。
 それもそのはず!数日前に、ここの紫陽花が、テレビのニュースや新聞で取り上げられていたそうな・・。
 さて、ちょうど慶次が花鳥風月を、楽しんだ月見平に登ろうとしていると地元の方から「あの上の方には、昔の上杉家の御家来さんたちの墓もあるよ」と教えていただき道無き道を、木の枝だけを頼りに登ってみることに急遽!挑戦?してみることにしました。

 追伸(^^) 更に「紫陽花なら、上杉家の御廟所の方でもきれいに咲いてるから、時間があったら行ってみたら・・。」という有り難いアドバイスもいただきました。
第7回 月見平の墓石群
 上杉家の御家来さんたちの墓・・と聞いては、このまま宿に帰るわけも行かず、月見平からさらに上(と、いうか右横かな^^;)に見つけました墓石群は、確かに直江公ご夫妻の墓石のような格子状のものも含め、10ヶ所程度並んでいました。
 ただし、現在の檀家さん用の墓所からはるか上、そして道らしきものは、全く無しの傾斜地のありまして(−−;辿りつくまで、まるでトレッキング?のようでした。
 各墓石の前には、お線香も仏花なども全く無く・・そこだけ現代の空間から隔離されているかのような雰囲気の中、近づいて間近に見てみても江戸地代?からの風雪に耐えた墓石は、風化と張りついた苔等のため刻まれていたはずの名前や没年など手かがりになるものは、全く分かりませんでした。
 個人的に、この墓石群のどこかひとつが前田慶次のものだったら・・と思いそれぞれの墓石に合掌いたしましてから写真に収めてきました。
 そして1日目は、無事に終了したかに見えて過去最大の トラブルが・・。
 
第8回 やはり・・恒例のハプニング(−−;
 さて、夕刻になり上杉御廟所に向かうには時間が経ち過ぎていましたので、米沢駅に向かい土曜日の紫陽花紀行は無事に完了!?・・と、ひと安心できなかったのです!! レンタサイクル屋さんに着き、レンタル時に預けておいた身分証明書(免許証)が返されて一瞬、ひでお は凍り付いてしまいました。
 なんと・・その免許証の写真には、ひでお とは別人の太ったオッさん顔があったのです!!!(**? ひきっった顔で、レンタサイクル屋さんのおばさんに見せると・・目が点になっていました。
 明日は、東京に帰ってしまうし仕事で免許を使う訳ではありませんが・・。これは流石にマズい・・。 急遽!ひでおの前に自転車を返却したらしい?方まで連絡を取るも、仙台地方の方のようで米沢まですぐ!引き帰してくるとは思えない・・。(−−; おばさんは、「必ず明日までになんとかしますから・・」と、ひたすら頭を下げるばかりで結局その日は、宿泊先を告げて音羽屋さんにチェックインしました。
 やはり今回の米沢行きも・・ただでは済まないハプニング(−−;がありました。やれやれ・・。

  追記、レンタサイクル代は、おばちゃんのお申し出により・・タダで済みましたけど(^^;

第9回 帰ってきた免許証(..)
・・で、翌日の朝、ひでお の泊まっていた部屋の電話がいきなり鳴り響き!一瞬チェックアウト時間まで寝過ごしてしまったか!?と慌てて時計を見ると・・まだ午前7時。寝ぼけ眼で、電話に出てみますと昨日のレンタサイクル屋の聞き覚えのある オバちゃんの声 「すいませんでしたぁ 免許証は、取り替えてきましたのでお届けにあがりましたぁ!ご安心してください〜っ 本当にすんませんでしたぁ!!」と、朝から目の覚めるような?声が・・。 
 朝食までには、まだ1時間もありましたので、フロントに預けてもらうようにお願いして、またベッドの中に・・。
 日曜日は、上杉家御廟所の紫陽花から周ることにしていましたが・・さすがに今度は、朝一番にJRレンタリースで、自転車を借りまして市街に走り出しました。 

第10回 上杉家御廟所へ
 自転車で走ること、約30分で再び上杉家御廟所に着きまして、辺りを見渡すと・・杉木立の入口には、確かに前日に地元の方から伺った通りの紫陽花が一面に満開を迎えていました。堂森善光寺では、赤や青の色とりどりが咲いていましたが、こちらは主に白一色に統一されており朝から多数訪れている観光客の方の目を楽しませています。 
 やはり紫陽花の開花時期と、米沢の夏の観光シーズンの到来がほぼ一致しているようで、駐車場はマイカーや観光バスが常時出入りし、参道はとても賑やかな雰囲気でした。 
 ここでも、カメラを持った地元の方々が数名で紫陽花を撮影中で「直江公の墓所の林泉寺でも紫陽花が、たくさん咲いているから行って見なさい・・。」とのアドバイスを戴きました。

第11回   林泉寺名物テント!?にて(**;
 もはや・・地図が無くても場所がインプット?されている 直江公 の墓所「春日山林泉寺」にも紫陽花が咲いているとの情報をいただき、自転車を走らせること約15分(^^)確かに、墓所の入口の生垣には紫陽花が咲いていました。
 そして前回にも出ていた見覚え?のある山形なまりのおじさん(と 今回はおばさんも)が仲良く土産用の一刀彫りのテントを出していて「直江公の墓参り〜っ?」と声をかけて来ました。
 店先には、手作りの謙信公、直江公、そして新製品?前田慶次 の一刀彫り(おじさんオリジナル?)が並んでおり「まとめて買うからオマケしてっ!」
という ひでお のディスカウントに、約10パーセントの値引と、縁起物の「亀」を付けてくれました。

第12回  散財の後に・・。(−−#
 結局、林泉寺のテントでは一刀彫り3体上杉セット?まで買い込んでしまい(^^;、予期せぬ散財をしてしまいました。まあこれで・・毎日、謙信公、直江公、そして前田慶次の御姿を拝んで(ご利益は、ないでしょうけど^^)いけば・・そう高くはないかな!?と思い納得することにしたのですが・・。
 しかし、一刀彫りになった各人の傾倒者の方にしてみれば大分デフォルメされ、おみやげ物として売られているものを見て複雑な思いをされる方もいるような気がしました。 
 それでも・・やはりテントのおじさん達の商売熱心には、負けてしまうかもしれませんが(−−;
第13回 紫陽花は、無い・・けど一花院へ(^^?
 3度目の米沢紀行は、天気も観光日和で上杉家所縁の史跡や紫陽花の名所には、どこも観光客の方が少なからず?お見えになっていましたが、慶次の墓所!?らしき一花院には・・流石に今回も人影はありませんでした。 
 やはり個人的な調査をされた熱心な慶次のファンの方くらいしか訪れないのでしょう。
 これまで ひでお が訪れた3回の中でも観光客らしき方は、1度も見ていませんでしたので・・。
 場所が、わかりずらい?こともありますけど(^^:普通に前の路地を生活道路として使っている地元の方ですら、多分?慶次所縁!?地として・・どこまで、知られているのか ひでおにも(−−??なのでした。

第14回 そして最後は、上杉藩菓子処へ(^^)
 一花院に立ち寄り、時間の許すあいだ・・前回見つけた!市役所近くにある上杉家菓子処の錦屋さんでケーキと麦茶をいただきまして(^^)のんびりとした雰囲気の中、米沢での午後の時間が過ぎて行きました。
 前回(つまり2回目の米沢入り^^)の時には、新幹線の時間が迫る中での立ち寄りでしたけど、今回は店内のテーブル席から道を行く方を観察!?するゆとりがありました。 
 やはり米沢は、時間をかけてゆっくり散策できれば最高!!な城下町です。お店から出て、ふと見ると入口前には、うさぎさんが3匹の手作りらしきオブジェがありました。前回には気がつかなかったのですが、お店にくるお客さんをお出迎えしているみたいで?写真を何枚も写してしまいました。
 気のせいか、米沢駅に向かう ひでおをお見送りしてくれていた!?ようにも見えました(^^



以上で、紫陽花紀行は・・おしまいです! 

これまでの ひでお の「米沢道中日記」そして「道中日記再訪編」と共に
米沢行きのご参考にしていただければ、幸いです。
 
 よーぜん さま には今回のUPでも、いろいろとご高配とお手伝いをいた
だきましたことを、感謝申し上げます。
 
 なお、これまでの雑文をご覧になられて、ご感想やお問い合わせなどがあり
ましたら bxa05770@nity.ne.jp まで!お待ちしております。(^^/〜

当ページの無断転載等はかたくお断りいたします
 



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